2011年10月28日
Keywords: 環境技術 交通・モビリティ 企業(製造業)
トヨタ自動車は2011年7月19日、東日本大震災時の経験を生かした「災害時に役立つクルマ」としてハイブリッド車(HV)の外部電源供給システム導入について発表した。同社が展開している被災地支援活動の新たな取り組みとなる。
震災時、同社のエスティマHVの外部電源供給システムが「長時間の停電時に役立った」との声を受けたもので、まず1年後をめどに、代表的HVのプリウスに外部電源供給システムをオプション設定するとともに、その他のHVへも順次導入していく。
同システムは、1,500ワットの最大出力で電力を供給できるため、テレビやパソコン、炊飯器やドライヤーなど家庭にあるほぼすべての電化製品を動かすことが可能であり、合計1,500ワット以内であれば複数の電化製品の同時使用もできる。また、バッテリー容量が減ると自動的にエンジンが始動して発電するため、ガソリン満タンの状態から2日程度は最大出力で継続使用ができる。
また緊急時用として、東北各県に外部電源供給システムを無償で提供する。8月より各県と協議のうえ、各県保有の公用車(現行型プリウス)合計40台程度に、同システムの取り付けを行う予定。
登録日時:2011/10/28 06:00:15 AM
トヨタ自動車、東北の復興支援へ新たな取り組み
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